学校の教室を思い出すとクラスによってニオイが違ったものです。
思春期特有の汗のニオイや身体のニオイがするけど、【わきが】のニオイは、また別で日本人でワキガの割合が現在10人に1人位と言われている少数派なので目立つのです。
本当かどうか分かりませんが、ネットなどでは、欧米人のわきがの確率は凄く高くて黒人さんは、100%わきがで、欧米人も80%くらいの割合とあります。
かなりの確率でわきが体質の方が居るのは正しいようです。
というか、世界を見まわして無臭な民族な方が少数派でほとんどは、体臭があるという事だそうです。
日本人の無臭のルーツは、弥生人(朝鮮半島から渡ってきた民族)という事です。
私が子供の頃からクラスにアメリカ人が何人か居ましたし職場でも外国の方とかかわりがあったのですが、一度もわきがのニオイを感じたことがなく不思議に思っていました。
アメリカ人ってハグが好きなんですが、私もクラスメイトのお誕生日会に呼ばれて行ったらパパとママがハグや取引先の人とのハグでも香水の匂い?だけでワキガのニオイが全然しませんでした。
どうして、全然ワキガのニオイがしないのかしら?
そこで、何らかの方法でケアやワキガのニオイをさせない方法が日本人より優れている(慣れている?)と思いその方法を調べてみました。
日本では少数派のわきが体質だった場合にも、対策する事でケアしにくい学校での生活も少し楽になるかもしれません。
お子さんがわきがのニオイで誰かに何か言われたり、悩んだりすることが少しでも減ると言いなと思って記事をまとめました。
わきがが重度だった場合ケアだけでは追いつかない場合もあるのでそちらの対策もまとめました。良かったら見て行ってください。
朝シャワーを浴びてデオドラントを塗るのがエチケット?
いきなりですが、アメリカのわきが事情を調べていて驚きました。
どうも、デオドラントをすることは、【歯みがき】、【洗顔】と同等のものでそれをしない事は、きちんと朝の御支度が出来ていないという事と同等という事です。
日本では、わきがというか脇の下のニオイだけでなくニオイそのものが恥ずかしい事隠したい事みたいなイメージがありますが、アメリカでは、小学生も低学年になると学校からお便りで【デオドラントをしてください。】と言われ、学校でも日本の性教育と同じようにデオドラント教育がされる事が多いそうです。
アメリカ人は体臭への意識がすごく高いらしく、子供の時から親が体臭のしつけをするし、大人になっても遠慮なく指摘するんだと。
だからデオドラントとか香水使うのが当たり前で、臭い人が少ないらしいよ。— たかしま (@QooTrb) 2019年7月12日
アメリカで子育てしている友人によると、4年生くらいになると「汗が臭うからデオドラントつけてください」と小学校からお達しがくるとのことでビックリ。こっちは部活中のくっさい中学生でも制汗スプレー禁止命令が出るのに。臭い教育が違うんですね。
— レスポア (@nonononoha) 2019年5月2日
やはり、わきがの人口の割合が高いのでデオドラントは必須アイテムの様で
脇の下からニオイがする事が自然で起きたら顔を洗って目ヤニを取るのと同じ感じで自然なのがとってもいいですよね。
もう本当に、驚きました。
でも、当たり前のエチケットとして行われているので臭いがしない(他の人に感じない)のかなと思います。
子供でも、朝シャワーを浴びてデオドラントを塗って登校するという流れがあるみたいで
私が思うに、【制服】が無い事もわきがのニオイを拡散させないポイントかなと思います。
制服自体が素材からしてニオイがしやすいのでアメリカの様に私服通学がわきがには良いと思うのです。
アメリカのデオドラントはとにかく強力!スプレーはほぼなし
わきが人口が多いアメリカでは、日本では手に入らないような強力なデオドラントがスーパーマーケットなどで普通に陳列されています。
しかも、その種類が多い!
子供の将来のわきが対策のために買った海外のデオドラント送料すごくかかったわ。。
しかも!破格のお値段で売っているので自分に合ったデオドラントを気軽に選べますね!
これを毎日学校へ行く前に塗っていく事を欠かさずしているのです。
日本で言えば、歯磨きしないで学校へ行くとかトイレの後で拭かないとかそんなレベルなようですよ。
小さい頃から、習慣にしてしまえば疑問も抱かないし、周りの友達も皆やっている事だし
わきが体質に産まれても日本の様にコンプレックスや不快悩みになる人は少ないのではと思います。
学校でわきがのニオイを男子にからかわれ登校拒否
日本の学校では、まだまだわきがのニオイがする事が少ないのでわきが体質の子は、目立ちます。
わきがにも強度があって、強いニオイがある子は、自分だけでは無く周りの人にも臭いがしたり(すれ違いざまに)特に強いと教室中にニオイが充満してしまう事もあるのです。
一度、そうなってしまうと子供ですから、からかってくる子や面と向かって【クサい!】と言われる事もあります。
特に中学校になると、思春期真っ盛りでニオイも強くなり女子は、特にわきが体質じゃなくても汗のニオイを気にするお年頃になります。
その中で、わきが臭がしてしまうと心無い子供にニオイの事でからかわれたり、いじめられたりと言った事が起きる事もあります。
そして、一度貼りついてしまったイメージやレッテルは、中々覆すことが難しくて
【あいつ、わきがクサいやつ】となってしまう可能性が高いのです。
私はワキガです。題名の通り、私はワキガです。だから、体臭がとてつもなくくさいです。自分でも分かるくらいです。
友達や先生に、とても申し訳ないです。
こんなにくさいのに、我慢して私と喋ったりしてくれているので。
最近クラスのリーダー的な子に、「その辺くさいよねww優歌ちゃんのほうね」など言われます。
私は…言われて当然だと思います。迷惑をかけているのは私なのですから。
でも、傷ついてしまいます。言われても当然なのに傷つく自分が弱くて情けなくて嫌です。
もう学校に行きたくないです。でも、保健室登校などをすると、そこにいる子たちや先生にも迷惑をかけてしまいます。嫌な思いにさせてしまいます。
こんな私は消えてしまいたいです。優歌さん(選択なし・13さい)からの相談キッズ@nify様サイトより引用
この相談は、中学生の女の子のお悩みなのですが、この相談を読んだ時に本当に涙が出ました。
この子は、何も悪くないのにこんな悲しい思いをしています。生まれて13年しかたっていないのに、消えてしまいたいほど辛いし、それどころか周りの人に迷惑かけて・・と思っている。
あいつ、むかつく!なんて思えないんでしょう。自分の身体が悪いと思っているのでしょう。こんな風に思う子を一人でも減らしたいです。
わきがのニオイは確かに強烈で周りにいると辛い場合もあります。だからと言って、そんな風にいじめに近い事をするのは、最低ですがどうしてもニオイが人よりきついと人に言われてしまうという事が起こる可能性が高いのは事実です。
我が子には、ニオイというどうしようもない体質のせいで自分を責めて人生に自信を無くして欲しくないですよね。
どうしたらいいのでしょうか?
わきがのニオイにもレベルがある!強い場合は手術も?
わきがと一言で言ってもニオイのレベルには、大きな違いがあります。
そして、ニオイの種類にも違いがあるし、多汗症を伴っているかなどにもよって本当に個人差があるものなのです。
脇の下のニオイは、8種類もあることが研究で明らかになっていますが、わきがのレベルも段階があります。
わきがのレベルの測り方は色々あるようですが、こちらのクリニックではこの様な診断方法が用いられています。
- レベル1 におわない
- レベル2 ごくわずか
- レベル3 鼻を近づけるとわかる(軽度)
- レベル4 鼻を近づけなくてもわかる(中等度)
- レベル5 手に持っただけでわかる(重度)
多汗症ではヨードでんぷん反応を用いて範囲などを他覚的にしらべることができますが、腋臭の場合は「ガーゼテスト」でレベル診断をします。これはガーゼをワキにはさんで数分汗ばむ運動(階段昇降など)をしたあとに医師やスタッフがガーゼのにおいをかいで判定するというもので、下記のように分類します。
日本橋形成外科様ホームページ引用
こちらのクリニックでは、レベル3以上は、手術適応としているそうですが結局のところ、生活に支障が出るレベルであったり、本人が気にしすぎていて日常生活や精神面に支障が出ている場合は、その限りではないと私個人的には思います。
もちろん、どんな手術にもリスクがありまた術後の後遺症なども心配ではありますが、全て納得した上で受けたいと思う場合は、とても有効な手段ではあると思います。
ただ、わきが手術で失敗してずっと傷に悩む、術後臭に悩まされるという意見も聞くのでもしも手術に踏み切る時は、
特にお子さんの意志を確認したうえで、様々な手術の情報を調べてからというのが重要だと思っています。
過去には、わきが手術と言えば脇の下を切ってというものが多かったのですが、最近では、多汗症も同時に治療で来てしまう、【ミラドライ】という治療法も主流になっていてこちらは、脇の下を切る事なく手術が出来るので傷が残ることが無いのが最大のメリットと言えます。
また、ダウンタイムと呼ばれる術後の回復期間も短く学生でも学校を沢山休まずに行える事もメリットです。
(翌日は特に腫れが強い事が多いのでさすがにお休みを取った方が無難です)
わきが手術の選択肢が広がっているのであまり思いつめずそれぞれの体質にあった手術方法を選択して行けるように
色々なクリニックでカウンセリングを受けるのも良いと思います。
わきがと多汗症の併発だと余計ニオイが拡散する!
わきがと多汗症は、全く別の症状なのですが【わきが体質】の方が【脇の下の多汗症】である割合は、6割にもなると言われています。
多汗症の汗であるエクリン腺からの汗は、無色透明でニオイも無いのでわきが体質でない場合の脇の下の多汗症の場合ニオイがすることはありません。(ワキガ臭がという意味で普通の汗くささはもちろんあります)
しかし、厄介な事があります。
わきが体質の人が多汗症を併発している場合、、、わきがのニオイが拡散されやすくなります。
脇の下の汗が蒸発する際にわきがのニオイが一緒に広がってしまうので、わきがのレベル(強さ)が同じでも多汗症を併発している場合の方が強いニオイを発生(人からニオイが感じられる)させがちなのです。
また、ワキガ臭は、衣服にも付着しますが多汗の影響でわきがのニオイが洋服に浸透してしまう確率も上がるのです。
登校で汗をかき部活で汗をかき!長時間持つ制汗剤
学生は、特に夏は、通学、登校だけで汗をびっしょりかいてしまいがちです。
歩いて登校する場合は、学校が遠いと到着した時点で制服がびちゃびちゃという事も珍しくありません。
私が通っていた高校は、山の上にありまして最寄りの駅により歩いて登校する子達が居たのですが、その中の同級生が夏は、もう制服のワイシャツの背中がびちゃびちゃで(女の子)それを男子に(親切心ではありましたが)指摘されて猛烈に傷ついていました。
ここまで汗をかいてしまうともう脇の下もびちゃびちゃで、おまけに運動部に所属していた場合、その運動でも汗をかき文字通り滝汗のような状態になる子も珍しくありません。
ここで、非わきが体質の場合は問題ありませんが、ワキガ体質の場合は、時間が経つにつれてわきが特有のニオイがしてきます。
しかし、汗をすぐに拭いたり、制服の中に着る下着を着替えたり、もしくは、強力な制汗作用がある制汗剤、デオドラントを付けている事でそういう事が軽減できるのです。
汗を汗腺に蓋をして止める画期的な制汗剤をまとめました。
汗やニオイに悩む体質の方が圧倒的に多い海外製ですが、敏感肌用もあり子供には、こちらを使用しています。ピタッと汗が止まりその効果の凄さを感じます。
↓↓↓こちら↓↓↓
子供の敏感なお肌にアルミニウムフリーが良いという方は、体質に合えば抜群の消臭効果が数日継続するデオドラントもおすすめです。
↓こちら
特に上記の制汗剤は、長時間というか数日汗が止まる効果があるので一日中汗を気にせずにすむので、全国の脇の多汗症に悩む人は、もとより、ニオイに悩む人にも愛用されています。
医療クリニックでも、制汗の治療薬として出される事があるくらい効果が高いものです。
子供のわきがに気付いたらデオドラント教育を!!
ここからは、個人的な意見になりますが、最近の子供というのは、ネットの知識があったりして昔よりも情報が回りやすいです。
そして、こどもでも【わきが】というキーワードを知っている子が多い気がしています。
そして、時に残酷な事を言う子もいるので容赦なく(くさい)と言われてしまう可能性もあります。
そういう事があってから自分の身体の事を知るのは、とてもショックだし非常に自信を失う可能性があります。
どうして、お風呂に入っているのにちゃんと洗ってもこんな匂いが脇の下からするんだろう?子供には、分からない疑問だけどそのせいで友達からクサいと言われてしまう。
本人にとって本当に辛いと思います。
そうなる前に、保護者の方がお子さんのニオイに気が付いたらアメリカの様に
デオドラント教育をしていくのが良いのではないかな?と思っています。
例えば、明るく【あなたも段々大人になって来たから今日から毎朝これを脇の下に塗りなさい!】みたいな感じでアメリカでは子供に指導するみたいです。
親が目の前で塗って見せたり極々自然に行われるので子供もこういうものなんだ!と自然に受け入れる事が出来るのだと思います。
勿論、土壌が違うのでアメリカと一緒に出来るとは思っていません。
しかし、私は、我が子に出来るだけ小さい頃から自然にデオドラントの事を話してきたつもりです。凄く、話しづらかったけど、子供が将来自分で対処できるように体質の事も少しずつ話して居ます。
まだまだ、全部は伝えきれていませんが
何か困ったら遠慮しないでお母さんに話してね!
・ニオイがしてきても対処法が沢山あるから、1人で悩まずに親に相談してほしい。
・制汗剤が効かない、学校で何か言われたとなった時に、手術という方法もある。望めばそういう方法をするのも良いと思っている。生活が楽になれば、、その時は、一緒にその時点のベストな手術方法を探して病院もベストな所を探そうと思ってお金も少しずつ用意している。という事を伝えています。
子供の周りには、歯並びが悪くて矯正している子、身体の一部分のコンプレックスの部分を手術した子、色々います。
そういう話を子供同士で聞いて来ることもあるのでそんな時に、ついでに、個性の話をしてそこから【わきが体質】も一つの個性である事を伝えています。
まだまだ、日本では少数派の体質の一つですが、何となくコソコソと大きな話題になりにくいこの体質も今に明るく語れるくらいになる世の中になればいいなと思っています。
ただ、まだまだそういう状況とは程遠いので現在あるベストな自分に合った制汗剤やデオドラントを探してニオイを気にしないで良い生活を送れるようにサポートしようと思っています。
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